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クラッシュのkenのネタバレレビュー・内容・結末

クラッシュ(2004年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃいい映画。メッセージ性あり、綺麗すぎない余韻あり、複数の物語が少しずつ進行し、時系列も微妙にずらされていて個人的にも好きな作り。「スリービルボード」と「アメリカンヒストリー」味を感じた。

「ぶつかり合って何かを実感したいんだ」って意味ありげなシーンから始まり、黒人2人による差別について熱弁シーン(からの車強奪)、銃屋、黒人夫婦の過剰な検問から人種差別へのメッセージが強烈に伝わり、引き込まれる。

差別は意識して変わるものも多いけど、無意識に潜在的で恐怖に近いものによるものもあるよな〜って白人良識警察官の黒人射殺シーンで思った。上司に言われてた「2.3年後にはわかるよ」ってその潜在的な恐怖に対してのことなのかな。

スリービルボードと少し雰囲気似てるけど、感情をぶつけ合ってお互いわかりあうっていうのもこの映画のテーマ。(黒人夫婦、黒人女と白人差別警察官、etc)
小学生はあの感覚あったけど、個人的にはあそこまでエネルギー使わなくてもお互い配慮できる関係性が1番だよなって思うかあまり共感するシーンなかったかも。
自分が弱くなった時に初めて周りのありがたさに気づくのは分かる。その前に気づきたいけど。黒人、白人の歩み寄りは好き。

うまく行ったと思ったら、その裏側では絶妙にボタンが掛け違い続けてでもどかしいって思うシーンが後半連続して、、、それが好きなんだけど。

透明なマント娘癒される。雑貨屋のおじちゃんはちょっと、、

黒人2人の自分らの境遇に対しての愚痴を高エネルギーでひたすら言い合うシーン好き。
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