Wata

容疑者Xの献身のWataのレビュー・感想・評価

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)
4.3
非論理的なものの象徴。
"例えば、愛。"


やっぱりすごいですこの作品…!

途切れることない重量を感じさせる空気の一貫性と、人間ドラマの重なり方が嗚咽出るほどに苦しい。

映画全体を包む雰囲気に惚れ惚れですし、何度見ても切ない余韻に浸らせてくれます…!



自分を救ってくれるものって、ほんの些細なことだったりしますよね。
ふと向けられた笑顔であったり、ちょっとした一言であったり。

周りから見たら、たったそれだけ?と思えることであっても、愛はその生まれの大小に関わらず尊いものですね。


ラストの慟哭はやるせなくて、苦しくて、、、
堤真一の真に迫る演技が素晴らしすぎます…!


しんと冷え切った年の瀬に見返したくなる作品です。
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