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ハムレットのはまのレビュー・感想・評価

ハムレット(2000年製作の映画)
1.9
現代を舞台にした意味とは…
私は元々のシェイクスピア『ハムレット』を知らないので、結末が気になって見てしまったけど、これハムレットの起承転結を知ってる人にとっては退屈以外の何物でもない気がする。

現代の世界観で、役職も現代のものに変えられてはいるけど役名も台詞回しも舞台劇そのまんまの歴史感。なのでスーツを着て機械を手にしてはいるけど、喋る言葉は哲学的・叙事詩的な回りくどさ。舞台そのものを批判しておるわけではなくて、単純に、合ってないだけです。
台詞回しまでそのままにするなら現代にする意味はない。過去の映画を見た方が絶対良い。舞台だけは入りやすく、とっつきにくさはそのまんまでした。

Wikiを駆使しつつ親子関係その他人間関係はなんとか理解しながら見られたけど、wikiが無かったらどうなっていたことやら。「ある程度ハムレットの知識がある人向けなのかな?」って最初は思ったけど、見終わってみると先述の通りハムレットの話を知ってる人にとっては退屈だと思ったので、結局はどっちにしろ微妙な作られ方でした…。

「to be, or not to be」はとても有名なセリフだしそのまま使うべきだけど、そこ以外の小難しい言葉の羅列はどうなんでしょう。現代映画の中で舞台を見ている感じちょっと小っ恥ずかしかったです。
「剣での戦い」って、そのまんまかよ!

キャストはすごい豪華でどこ見ても癒されたのは良かったなぁ。このイーサン、個人的には彼の作品の中で1番かっこいい見た目でした。
あとケイシー・アフレックが出てるのを知ってずーーーーっと「どこで出るんだ…!」って思いながら見てたけど、最後の最後だし画像だけって感じでした(笑)
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