幼い2人の娘と失業中の夫との生活を支えるため仕事に追われる23歳のアン。
ある日突然余命宣告を受け、残された時間の中でしたい事をリストにしてゆく、、、
可愛らしいジャケに反して重めなタイトル、スコア低めな理由が妙に気になり鑑賞したため、理由が(おそらく)理解出来た瞬間はある意味スッキリ。
ただスコアを下げたであろう10の内で共感し辛いひとつの行動も何処かで理解出来てしまった自分には驚きを感じた。
勿論人並みに違和感は持ちつつも、年代やそれ迄の人生を鑑みると想いは人それぞれと思えたり。
残された時間をどう生きるか...
子供を持つ親とすれば尚更、感情移入してしまうし観ていて辛い。
けれど決して理想的な10の事じゃない所がよりリアルに感じた。なので自分だったらどんな10を浮かべるだろう...そう言った考えにも陥った。
余命2ヶ月を100パーセント家族に捧げるのも勿論素晴らしい事だし、自身が生ききったと思える生き方もまた尊重出来る。
自分の体が無くなってしまった世界で、夫はきっと違う誰かを愛するだろうし愛して欲しいと望んだアン。にも関わらずやはりやり切れない思いがあるのも事実だし、その葛藤を自分の中で折り合いをつける為の選択だったとしたら、、、
細かい事を抜きにして鑑賞後に残ったのは
意外にも爽やかな感動だった。そして人生の尊さとか、生き方についてを ふと立ち止まって考えさせられる作品だった。