見た後、なんだか喪失感で胸がいっぱいになってしまった。まるで自分もこの世から消え去ってしまったかのように。
人生はいつどうなるか分からないものだけど、自分がもうすぐ、あるいは明日死ぬとなればびっくりするし焦る。はたして自分にとってのやりたいことはやりきれているのだろうか。
けどアンは絶望を感じつつも切り替えが早かったし、淡々とこなしていく姿をみて、死に対しての恐怖みたいなものが軽くなったような。
「死んでしまえば、何も感じない」本当にその通りだと思う。いま感じてるこの淋しい気持ちもなくなってしまうのかな。
死生観と向き合ういいきっかけになる映画。
テープやなにかの形で声明を遺すという方法については、個人的に13の理由でもそうだったし、粋だなと思った。