浅野公喜

アンブレイカブルの浅野公喜のレビュー・感想・評価

アンブレイカブル(2000年製作の映画)
3.3
M・ナイト・シャマラン監督が「シックス・センス」の次に放ったブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン主演のサスペンス(脚本作品を含めばまさかの「スチュアート・リトル」が間に挟まれますが 笑)。

ブルース演じる大事故に巻き込まれても生き残り無傷な男と、サミュエル演じるちょっとしたことで骨折する体が弱い男。それぞれ人種が白人と黒人という要素含め非常に分かり易いコントラストが生じているが故に衝撃的とも言われているラストは想像出来なかったもののイマイチピンと来ず、そこまで衝撃的でもなく。そして全体的に地味な作風故に盛り上がる部分も少ないのですが悪玉が居なければ善玉(ヒーロー)は存在し得ない・・というある種の皮肉を描いている点では貴重な作品かもしれません。

終盤、上の階から落とされる際のくるっと回転するカメラワークが印象的。
浅野公喜

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