Eirain

007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号のEirainのレビュー・感想・評価

3.0
伝説はここから始まった――――。

現在もなお続くスパイ映画シリーズの金字塔『007』。本作はその記念すべき第一作に当たる。(ちなみにイアン・フレミングの原作小説としては、第6作に当たる。)

英国秘密情報部(MI6)のジャマイカ担当部員であるストレングウェイズとその秘書が複数名の男の襲撃を受け、殺害される。襲撃した男らは、「Dr. No」と書かれたファイルを奪って逃走する。
ストレングウェイズらの消息が掴めなくなったMI6は、彼らの消息調査と当地から発せられているロケット/ミサイルの弾道を狂わす電波の正体を探るため、一人の諜報員を呼び出す。彼こそが「007」こと、ジェームズ・ボンドであった――――。

まだ秘密兵器も激しいアクションもない時代の「007」。この時代ならではの味はあるが、やはり今観ると少々物足りないかな。

秘密結社「スペクター」は、記憶が朧気だったが、この1作目からちゃんと名前が出てきていたのを再確認。本当にシリーズ通しての宿敵なんだと、改めて実感。

それから、ブルース・リーの『燃えよドラゴン』が、いかに本作の影響を受けたかを再認識させられた。シナリオ設定やら音楽やら鋼鉄の義手やら、昔観たときはあまり感じなかったが、改めて観ると分かり易いくらい意識しているね。(本作を観ていたら『燃えよドラゴン』がデジャヴのように想起させられたよ。)
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