Ananas

真珠の耳飾りの少女のAnanasのレビュー・感想・評価

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)
2.5
過去に描かれた一枚の絵が産まれていく過程を、フィクションという形ではあるが現代人が思考を重ねた上で一つの物語として私たちに届けることができる。作品の出来が良い悪いに関わらず、湧き出る創作力を物語を描く人間、物語の中で描かれる人間から奪うことはできないと私に感じさせてくれた作品でした。

あの絵の中の少女の顔の絶妙な角度、視線、軽く開いた口は、おっちょこちょいな私がなにかをやらかしてしまった際に妻が私を見る蔑みの表情を非常に思いださせるんですよね。なので私は美術館で現物を見る必要はないと言えます。
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