りょうすけ

ぼくの伯父さんの休暇のりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

「ぼくの叔父さんの休暇」

フランスのリゾートにやって来たユロという名のおじさんとリゾート地に宿泊している人たちの掛け合いを描いたコメディ映画。ストーリーはあるようでなく、ユロ氏が行く所々で起こす騒動の数々を描く。

筋書きが見えてこないところと主人公に共感性を持つことができないところが、キートンやチャップリンとの大きな違いだと私は思った。2人のコメディはどんなことが起きても、笑えるのだが、ユロ氏の行いは結構イライラする。数十個に一個くらいは笑えるシーンもあるのだが、それ以外は失笑。

「実写版トムとジェリー」という表現をしている人を見かけたが、まさにその通り、珍妙な行いは時に人に迷惑をかけ、第三者をイラつかせるものなのだろう。そもそもキートンやチャップリンが演じるようなキャラクターは愛嬌があって好きなのだが、ユロ氏はそういうタイプの人間ではないようだ。

ジャック・タチの「プレイタイム」もキャラクターは好きではないが、映像面からするととんでもない傑作のように感じたが、こっちはダメ。U-NEXTで配信されている作品ぐらいは押さえておきたいけど、先が思いやられる。
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