GaPTooth

エルダー兄弟のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

エルダー兄弟(1965年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

( 」゚Д゚)」Excellent!面白れぇーっ!

クリアウォーター。
母親ケイティ・エルダーの葬式。
ジョンは丘の上から見届けていた。

〈エルダー家〉
父:バス
母:ケイティ
長男:ジョン(ガンマン)
次男:トム
三男:マット
四男:バド(18才)

ヘイスティング銃器製造所。
以前はエルダー家の土地だったが、今はヘイスティングの土地になっている。
ヘイスティングは「ジョンを正当防衛に見せかけて始末しろ」と殺し屋カーリーに命令する。

はっきりさせたい問題点は2つ。
①父親は半年前に背中から撃たれて殺されたが、犯人は判明せず逮捕されないまま。

②牧場を売った金はどこに?
ヘイスティングは「親父の博打に消えた」と言い証人も6人いることから、保安官ビリーは疑ってすらいない。

①と②の共通点は、同じ日に起きたこと。
牧場を売って得た金を博打で失った日に、背中から撃たれて殺されたという。
この2つが偶然に起きたとは思えないジョンは、ヘイスティングの仕業だと確信するが、保安官ビリーは「証拠がない。面倒を起こすな」と聞く耳を持たない。

当のヘイスティングは、父親がブラック・ジャックで大負けしたために牧場を手放して死んだあと、正当に買い取るために金を払おうとしたが母親が拒否した、と述べる。

確かに牧場の譲渡証書は存在したが、父親のサインはなくヘイスティング銃器製造所で働く従業員が証人となっていた。

ジョンは「父親の口癖は『ブラックジャックほど下らないゲームはない。女の遊びだ』だった」とヘイスティングに言うが、実のところ父親バスはブラック・ジャックが大好きだった。

この"口癖"に対するヘイスティングの反応で、父親バスがブラック・ジャックで金をすってしまったという話が嘘であると確信を強めるジョン。

兄弟喧嘩有り(笑)

ジョンは、母ケイティの手紙を持ってきたストライカーと取り引きをすることになる。ペコスの牧場から馬を運び、儲けは半々に。

ここでなんと!トムに殺人容疑が!
で、エルダー兄弟の元に出かけた保安官ビリーをヘイスティングの一味が狙撃、幸いビリーは命を取り留めた。

馬を運んでいたエルダー兄弟は、追ってきたベン率いる自警団にビリー狙撃の犯人として逮捕されてしまう。
さらに馬泥棒の疑惑もかけられちゃう。

ヘイスティングや保安官ベンのやり口の悪どさにイライラする。
連邦保安官は出てこんのか?

移送されるエルダー兄弟は、途上でヘイスティングたちに襲われてしまう。銃撃戦の末、ダイナマイトで隠れていた橋を爆破された勢いで、マットが命をおとす(*T^T)
更なる銃撃戦でバドが撃たれちゃう(*T^T)

ヘイスティングの息子デイヴが死の間際にすべての仕業は父親ヘイスティングであると告白。折よく保安官ハリーも聞いていたからナイス👍

父親バスを騙して牧場を搾取して殺害し、弟マットを殺した真犯人がヘイスティングだと明かにされて、ジョンによる復讐が始まり...あっさりと終幕(笑)

ジョンもさ、あんなんなっちゃう前に家に帰って親孝行していたら、あそこまでの悲劇は起きなかっただろうに。
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