Erika

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまでのErikaのレビュー・感想・評価

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⚠️ネタバレ含みます(表示されなくなるのでこの表記で)

作中で旦那さんと他のみんなは現状に全て満足とはいかなくても普通に生きていくことができる人でした、旦那さんの方は他のみんなよりは退屈さから脱却したいとか思ってた人だったけどなんとなく生きられていた人で、奥さんはパリに行こうだなんて言い出す前はなんとなく生きられては居た、でも夢も若い時も忘れられなくてこんな暮らし嫌だと思ってたそこはたしかに旦那と一緒、だけど奥さんはそれでも普通になんとなく生きてるなんてことができない
例えばよく映画である退屈さを感じてた主人公が変化を求めて幸せを掴むとか現実じゃそんなのありえない話でそんなことわかってる、そして愛すべき人がちゃんと居る、それでも何かが違くて諦められないそこのギャップというか全てちゃんと分かっているあたり余計辛くなる
子供のこともちゃんと愛してたと思いますよ特にパリ行き決まる前なんかは子供のために生きてたんじゃないかな

''子供を産んだら落ち着いて自分の人生を諦めろだなんておかしい'' 本当にその通りだと思います

レオの怒り狂ってる演技は最高ですただやっぱりこの映画はケイトの表情の変化がすごいです序盤の何もなくてお互いイラついてるとこからの憧れてたパリへ行くことが決まって幸せオーラ満開そしてパリ行きが無くなって喪失感、大喧嘩の時の動揺してるところ、覚悟を決めた最後の朝食
このケイトの演技が最高でした

ちなみにラストですが救急車を自ら呼んでいて事故っぽかったけど、あの朝食のシーンの覚悟が決まったけどやっぱりどこかまだ辛くて苦しいような雰囲気、子供に愛してると伝えて(愛してるという言葉は出してないけど)と言っていたので安全じゃないと分かっていた12週以降なのに中絶するというああいう自殺方法を選んだんじゃないかなと個人的に思いました
Erika

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