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ギャルソン!のHKのレビュー・感想・評価

ギャルソン!(1983年製作の映画)
3.8
イヴ・モンタン主演、クロード・ソーテ監督(『墓場なき野郎ども』『夕なぎ』)。
原題 “Garçon!”。ギャルソンとは仏語で飲食店のウエイターのこと。
最期の!マークはお客から呼ばれるから?

モンタン(当時62歳)と言えば、私の場合ノワールの警官役か犯罪者役の渋いイメージですが、本作では珍しく終始にこやかに料理を運び、満面の笑みを惜しみなく披露。
・・・というか、始まって数分経つと、これ前に観たような気が・・・
気のせいにしてはフィリップ・サルドの陽気なテーマ曲にも聴き覚えが・・・

コレ、やっぱり1度観てますね。
細部はほとんど忘れてますが、まあ2度楽しめたということで気にしないことに。

ソーテ監督は『友情』もそうでしたが、ノワールに出て来そうなキャスティングで犯罪とは全く無縁の日常をじっくりと面白おかしく描いてくれます。
しかしまあフランス人って年齢に関係なく皆こんなに恋愛しているんですかね。
空白期間を恐れるように別れちゃくっつきの繰り返し、しかも浮気や不倫だらけなのにみんな陽気でアッケラカ~ン。
やっぱり基本的な文化が違うんでしょうね。

共演者で私が知ってるのは主人公の彼女(?)の一人ニコール・ガルシア(『追悼のメロディ』『愛と哀しみのボレロ』)と料理長のベルナール・フレッソン(『フレンチ・コネクション2』『殺しの季節』)くらい。

製作は音楽のフィリップ・サルドの弟でもある名プロデューサーのアラン・サルド。
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