また訃報。ヴァル・キルマー享年65歳。早い。合掌。
あまり出演作は見てませんが『バットマン フォーエバー』のバットマンと『トゥームストーン』のドク・ホリデイ役は印象的でした。
本作は未見の作品からランダムにセレクトしましたが、こんなに出番が少ないとは。
粗筋をチラ見してFBIの心理分析官志望メンバーが訓練で切磋琢磨して成長する話かと思ったら、大いなる勘違いで、メンバーが一人ずつ殺されていくサイコ・アクション・スリラーでした。
監督が『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』のレニー・ハーリンなんだから、売りはアクションだと気づけよ、と我ながら後から思いましたが。
孤島にあるFBIの訓練場に集まった7人のメンバーが『そして誰もいなくなった』状態で一人ずつ死んでいきます。しかも皆さんけっこうエグい死に方で。
しかし、ツッコミどころは多く、観終わってからいろいろと納得のいかない点もありましたが、観てる間はけっこうハラハラドキドキ。
自分の単純さを再確認しました。
あ、クリスチャン・スレイターも出てる、と思ったらこれまた出番は少な目で、キルマーとスレイターはほぼ客演でしたね。
メインの出演者たちは知らない人ばかり。
見覚えのある顔は何人かいるんですけどね。
犯人を特定するための血液検査シーンは『遊星からの物体X』を思い出しました。
しかし最後の犯人ですが、この壮大な罠を計画できそうなキャラには見えませんね。
ところで、昨年8月のアラン・ドロンから数えて、これまでに15人の追悼鑑賞をしていました。
ちょっと亡くなりすぎですよね。