RuiAuden

死の追跡のRuiAudenのレビュー・感想・評価

死の追跡(1973年製作の映画)
3.5
ジーン・ハックマンにボコられる(『許されざる者』)よりもずっとまえのリチャード・ハリス主演の西部劇だけど、彼はこの頃からあまり変わらないな。もとから年取ってる感じ→失礼。冒頭、静止画に台詞が被さる形で映画は進行。そして…つかみはオッケーだ。妻子を殺した極悪非道な悪党どもを追いつめろ!しかしハリスは本作でもリンチを受けてボコボコになるし、リンチされるのが絵になる役者(どんな役者だよ)だな。平和主義者だったはずのハリス演じる保安官が復讐に燃えるなか、メキシコの保安官(いたってマトモで法に従順)が彼をなだめるあたりに現実ならば当然のリアリティがある。終盤、西部劇としてはわりと異色の展開。悪党の1人が鉄道事故で失った片手にその時の線路のレール部分くっ付けて器用に使いこなしてるの意味分かんなくてツボ。
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