RuiAuden

またヴィンセントは襲われるのRuiAudenのレビュー・感想・評価

2.5
現代に蔓延る「きな臭さ」を反映させてある種の寓話的スリラー(いわゆる「終末もの」でもある)として捉えた作品(ジャンル映画として捉えても、いくつか不可解な点が残る)だが、孕んだテーマに迫るには今一歩、踏み込みが甘い(押しが弱い)。ヒロインは魅力的で、ワンコも可愛いし、所々ユニークな視点を持った作品なのでなおさら、勿体なさが残る。原題の意味(ヴィンセントは死ななくてはならない)を考察すると、なかなか気が重くなる映画でもあるのだが。
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