このレビューはネタバレを含みます
リプリーは苦学生
富豪の息子ディッキーを連れ戻すよう説得するはずが、彼に惹かれてしまう。
自分勝手なリプリーの夢物語はすべて幻想だと判明。突発的にディッキーを殺してしまう。
そこから嘘に嘘を重ねて次第に追い詰められていく彼
その逃避行の果てに臨むものを手に入れたはずが、そうは問屋が卸さない
地下室に閉じ込めた過去が自らの首を絞める
ラストはリプリーの闇に自分自身が飲み込まれるような演出
マットデイモンの緊張感あふれる演技でいわゆるサイコパスの行動原理が突きつけられているようで気持ち悪さを感じながらもドキドキハラハラな時間でした