KAJI77

四月物語のKAJI77のレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
3.5
引越し2日前くらいになると、部屋の内容物がほぼ段ボールに食べられちゃって、知ってる室内なのに野宿してる感覚になります。
何年もかけて準備してきた作戦を、いよいよ明日決行するみたいな、あの雰囲気がなんか良くて個人的に好き。切ない。

冷蔵庫の中身とかも計算尽くで消費しちゃってるもんだから、仕方なく「まあもうこの辺も最後やしな」ってことで、何年も素通りしてた近所の食堂なんかに今更初めて入ったり。
そういうお店に限って自炊と変わらないくらい安くて、且つめちゃくちゃ美味しいのに2度と行けないという悲しい命題を突きつけてきたり。

そういう引越し前後のバタバタや誤算を、性懲りも無く繰り返しては毎度後悔したいものです。
青春って一瞬やね。
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