『マッドマックス』シリーズ2作目。やっとジョージ・ミラー監督のアイデアに予算が追いついた(前作比約10倍)というか、片田舎でのカーチェイスに比べてセットが大掛かりになったことでだいぶ世界観の構想がイメージしやすくなった。シリーズものなのに初作より続編の方が楽しめる稀有な例。
ヒューマンガスの「お互い痛み分け」とか言っといて直後に「命が惜しくば石油製錬所は渡せ」って結局略奪には変わりなくて笑える。
ただ不満な点を挙げればこれまた佳境に入るのが遅い。全体の上映時間は90分ほどなのでサクッと楽しめるのがまだ幸いで、残り20分ほどの魔改造された車両で並列して広大な大地を駆けるのは観たかったものが観られて満足。そして最後のマックスがあまりに不憫で可哀想。
シリーズ作品は基本全部観ないと気が済まないのが性分だけど、3作目のサンダードームはあまりに評判が低いのと対象のサブスクに加入してないのでスルーしていよいよ『怒りのデスロード』へ。
