放浪の旅を続けている青年（メル・ギブソン）が、製油所を拠点とする組織に加担しながら、敵対側の暴走族と熾烈な戦いを繰り広げる。「北斗の拳」の元ネタとしても有名な、オーストラリア産のバイオレンス・アクション第2弾。
前作のイリーガルな感覚はだいぶ薄れているが、荒野のど真ん中に巨大セットを組んでいるため、劇映画としての完成度が大幅アップ。常に死と隣り合わせのアウェイ状態にいる感覚も、びんびんに伝わってくる。
登場人物では、マックスの味方となるブーメラン使いの少年が素晴らしい。どのような演技指導をしたのか分からないが、一挙手一投足が様になっており、フィクションの世界の人物なのに、実在感が半端ない。
余談だが、筆者は本作品を小学生のときに初鑑賞して、ペースト状のドッグフードを食すことに興味を抱いた。しかし、なかなか実行に移すことができず、結局のところ固形タイプのキャットフードをポリポリと食べるに留まった。結構、美味かった。
