フジタジュンコ

メランコリアのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

メランコリア(2011年製作の映画)
3.4
ジャック・バウアー以外のキーファー・サザーランドさんを初めて見ました。惑星「メランコリア」が迫ってきたとき、24時間以内に人類を救うべく奮闘するストーリーが始まるかと期待しましたが、いつまでたっても大統領から電話はかかってこないし、CTUの仲間もうっとうしい娘も出てこないし、惑星が実は衝突するとわかって「本当にすまないと思っている」と吹き替えでいいから言ってくれないかなと期待していましたが、こちらももちろんありませんでした。しょんぼり。

さて、映像はロマンチックで非常に美しく、オープニングとラストシーンの美しさは白眉とも言えるのではないでしょうか(DVDのタイトル画面の美しさよ…!)。姉妹のそれぞれの「メランコリー」を二部構成にして描くのもうまい。

地獄のような披露宴の中、ウェディングドレスのジャスティンが夫とほにゃほにゃするのは「奇跡の海」のセルフオマージュかな。