きょんくん

メランコリアのきょんくんのレビュー・感想・評価

メランコリア(2011年製作の映画)
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冒頭とかハイブランドの宣材か?ってくらいキルスティンダンストと世界観が凄まじくて魅入った。

正直あまりストーリーは追えてる気がしなくて
幸福にいるはずの花嫁が徐々に壊れていくのと
表層的で、ある意味表裏無いとも言えるけれども
直裁な感性しかない暴論を押し通す傲慢な男共
どこまでも辛辣で正しさのみを信条とする心のない母親と
優しい姉。
やさしくて無邪気な甥っ子。
キルスティンダンストが只ならぬ何かだった。
彼女の魅力詰まってる
表情無くして風呂に浸かってるシーンの顔とか人間と思えなかった。

あとシャルロットゲンブルーズとのアンサンブルも見惚れた。
全然違うんだけど
月と太陽のように密接で裏と表裏だった。

ここまで書いたけど
やっぱり万人には薦めにくいんですが
圧倒される不思議で美しい体験をしたい方にすすめたい。

ダンサーインザダークでトラウマだった人も
そっちはひとまず置いて
これみてもいいと思う。
根っこは同じだけどもでもこちらは美しいです。


蛇足
出演者の豪華さに慄く。
蛇足2
キルスティンダンストの使い方を心得ているから本当うれしい映画。
きょんくん

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