どこに出しても恥ずかしくない日本の海洋遭難ホラー。
劇中で役者が「おいし〜」と食べるキノコは風月堂のおしんこ餅をキノコ型にしたものらしく実際美味しかったとの事(笑
ビジュアルが逐一素晴らしく、怪奇小説の挿絵のようなゴシック感とパルプコミックのようなケレン味に溢れてる。
しかし出色なのはやはりキノコ人間造形でしょうか?その映画界への影響は大きいと見えて、『スーサイドスクワッド2』ポルカドットマンなどもその影響下にあると言えるかもしれない。
製作当時、丁度東宝にフロントプロジェクションやオプティカルプリントが導入されたらしく、マタンゴにも大いに活用されており革新性が高い一本でも有った事も評価に寄与しているかも。
フロントプロジェクション
(ヨットのシーン背景などに使われている。技術の詳細はググってください)
オプティカルプリント
(合成しながら撮影出来る機械。当時コロンビアにしかなかったとの事)
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