女賊の跳梁跋扈に苦しめられている村娘が、カスピ海沿岸で出会った空手の達人を村に招聘する。アマゾネスとカラテを掛け合わせている、イタリア産のバイオレンス映画。日本では「ドラゴン怒りの鉄拳」との併映で初公開されている。

男から子種を奪い「鉄の女」を産み落とすという、特殊極まりないアマゾネスの生態を真っ当に描いている作品。テレンス・ヤング監督の金字塔「アマゾネス」に比べると、さすがに見劣りしてしまうが、エキストラ撮影と大自然を収めた映像が美しい。

登場する空手は、カスピ海沿岸で分派したカスピアン・カラテという設定。旧WWFの人気チーム「D-ジェネレーションX」張りに腕をクロスさせるファイティング・ポーズは、鑑賞後に真似したくなること請け合い。

格闘家が村民に戦術を伝授するという熱い展開が用意されているが、所詮は商用エクスプロイテーション映画。ニッコリと微笑みながら、ユルユルな世界観に身を委ねていく鑑賞法が正解。仮面を被ったアマゾネスに男性が混ざっているのはココだけの話。

これは観た覚えはあるけど、例によって内容は全く覚えてませんね。

当時は二本立て上映などが多かったので、観るつもりはなくても、ついでに観た作品も多く、やはりそういうのはよく覚えていないことが多いようです。

記録もれ