ケンボー

悲しみよりもっと悲しい物語のケンボーのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

先日、私のフォロワーさんがClip!しているのが気になり鑑賞しました。
序盤の出会いは韓国らしく無理な設定だなと思ってましたが、後半で納得させられる展開が素晴らしい。
自由奔放なクリームに恋するが、末期ガンで死期が迫るが為に告白できないケイ、この不思議な関係での共同生活が続くが、クリームの為に自分が納得できる男を探し出し結婚させるのがケイの夢であり願いだった。
愛してる人を将来苦しませない為に、自分が犠牲になり影でクリームを支える事を選択し死期を迎えたケイに感動しました。
しかし、物語はここで終わらなかった。
クリームは全てを知っていた、クリームはケイの思いを尊重し自分の想いを押し殺しケイの願う道を歩んでいた。
2人の愛し合う気持ち、想う気持ちは一緒なのにお互いを思うからこその行動に胸が張り裂けそうでした。
結末で全てが繋がる、クリームも苦しんでの選択に涙が崩壊しました。
エンディングの歌詞にある「愛に言葉はいらない、遠くから見つめているだけで、叶わぬ願い、
伝えぬ想い、大切な君へのラストプレゼント」が映画に同調して胸に刺さる。
悲しい結末ではあるけど、2人には幸せな人生だったと思える素敵な映画でした。
ケンボー

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