ケンボー

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのケンボーのレビュー・感想・評価

5.0
戦う事しか知らない武器と呼ばれた少女が、ギルベルト少佐の「愛してる」の言葉の意味を知る為にドールとなり、たくさんの人々と出会った事で、ヴァイオレット自身が成長してゆく姿が美しい。
序盤は神回と言われたテレビアニメ10話目の未来のストーリーから始まり、もう泣かせにきている感いっぱいで期待度MAXになりました。
まさか、あの手紙が半世紀以上の時を経て、アンの孫がヴァイオレットの経緯を辿る展開になるとは。
そして、両親と弟に自分の本当の気持ちを伝えられないで自分の殻に閉じこもる病気のユリスとの出会い。
まるで、反抗期の少年のような気持ちの表現がされていて、ユリスが亡くなった時の手紙が胸を締め付け感動がこみ上げてきました。
終盤では、あの激しい爆撃の中で死んだと思っていたギルベルト少佐が生きていた驚き!!
なのに、ヴァイオレットが「愛してる」という言葉を理解した事が伝えられない不甲斐なさ、あんなにギルベルト少佐を想っていたのからこそ可哀想で胸が痛い、違う感情の涙がこみ上げてきた。
そして素敵なエンディング。
もう、すべてが最高!!
終始、素敵な感動の連続で号泣、私の中では1番の映画になりました。
ケンボー

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