このレビューはネタバレを含みます
手段を問わずに己の正義を果たそうとするラッセル・クロウ。出世のためなら味方を売ることも厭わないガイ・ピアース。そして微笑みが気味悪いケヴィン・スペイシー。3人がそれぞれの立場で事件を追う中で、一つの殺人事件の真相が明らかになっていく。それぞれが一見関わりのない要素(ギャングの抗争、ダイナーの殺人事件、ハリウッドそっくりの娼婦)が一線上に繋がる快感。これぞミステリー!と感じさせる。
真犯人がまさかの人物でびっくり。完全になんとなくケヴィン・スペイシーだと思い込んでいたので、撃たれた時は衝撃。
ロロ・トマシ。ジャックとエドしか知らない筈なのに警部が口にしたため、疑惑が生まれる。よく分からない名前が出る辺りが『ユージュアル・サスペクツ』みたい。