25年以上前の映画なのに、ケヴィン・スペイシーはこの頃から演技が完成されているので、直ぐに彼だとわかる。もう1人彼に似た短髪の喧嘩っ早い刑事って誰?と思いながら観ていたものの、エンドロールが流れるまでそれがラッセル・クロウだとは気付かなかった!
実は10年以上前に観たはずなのだが、話のテンポが速いのに加えて、登場人物が多いので、途中で鑑賞を断念した記憶がある。恐らく先の2人も当時は見分けが付いていなかったはず。
で、映画の鑑賞眼もいくらか豊かになり「特ダネ マル秘情報」の編集長の話を聞いておけばストーリーを把握しやすい事に気付いた今回は、二転三転する物語に没頭する事が出来た。
ロサンゼルス市警察って今も腐敗警察として映画の題材になりがちだけど、本作の舞台である'50年代からずっとそうだったのか。あと、刑事がまだロング・ライフルを使っていた時代でもあったのか。そのせいもあって銃撃シーンでは最近の映画では味わえないスリルを味わう事が出来た。