このレビューはネタバレを含みます
【脚本のセレクトが神】
1度体の関係を持った女性がパワータイプのメンヘラで、イーストウッド様にアクティブなストーカー行為をこじらせるお話です。
オープニングクレジットの文字の色がライムグリーンなのが不吉で素晴らしいです。
1番の見所は映画の後半の謎解きに使用された、元祖ゴスの帝王エドガー・アラン・ポーが最期に残した詩「アナベル・リー」の物語通りにストーカーが行動しようとした所です。
エッッッッッッッモ!!
(中二病歓喜)
クリント・イーストウッド様が監督と主演をしていると聞いて爆速でTSUTAYAに走った数年前。
役どころがモテモテ王国だったのでニヤニヤしながら最後まで鑑賞いたしました。
なぜかイーストウッド様の性癖まで垣間見えてしまいました。
うん。ぜったいMだよね。
彼の落ち着いた話し方と速度がめちゃめちゃ心地よくて大好きです。
逆にストーカーは急に激昂して汚い言葉で怒鳴り散らすからびっくりしちゃった。
ドメンヘラ女性ストーカーというのは現代では既視感がありますが、他の方のレビューにもある通り初監督作品にこの脚本を選び1971年に公開した最先端さにリスペクトでございます。
もしかしてイーストウッド様も同じような経験がおありで、それに共感してこの脚本を選んだのでしょうか?
勘ぐりが止まりません。