電気羊

白雪姫と鏡の女王の電気羊のレビュー・感想・評価

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)
3.7
白雪姫を現代の女性像に合わせてリメイクされたコメディタッチのグリム童話。
であるが、初見でまず白雪姫役のリリー・コリンズの眉毛の太さに驚かされる。ケンシロウかよ!?ってなった。
よって白雪姫は守られる存在から守る存在となっている。

継母である鏡の女王は王を魔物に変え、人を襲わせるために森へ放っていた。
そのため国民は森の魔物を恐れるため兵隊を指揮する女王の庇護無しでは生きて行けず、女王のいいなりとなっていた。
そんな折、美し成長した白雪姫を邪魔だと思った女王は、大臣に命じて森で白雪姫を暗殺するように命令する。
だが、大臣は王の忠実な臣下であったため白雪姫を殺したことにして森へ逃がす。
白雪姫は女王により命が狙われていることを知り全力で逃げるが、力尽き行倒れたところを7人の小人に匿われる。

白雪姫は各々特技を持つ7人の小人からの修行を受け、ただのお姫様ではなく戦士へと成長する。
また、白雪姫も小人たちに倫理を説き、国民から疎遠にされていた小人たちを国民の資金を守った英雄として宣伝することで、小人たちも社会人として国民に受け入れられることになり、小人たちは白雪姫へ忠誠を誓う。

その頃、従者を一人伴って冒険の旅へと出ていた能天気な暇人の他国の王子が森へやってくる。
王子一行は森で7人の小人に襲われ金品を強奪され身ぐるみを剥がされてしまう。
王子は女王に助けを求め、女王に白雪姫と7人の小人と白雪姫の存在を知らせる。おかげで大臣は女王の怒りを買い一時ゴキブリに変えられてしまう。
女王は王子を気に入り、王子に白雪姫十7人の小人は国に仇成す存在だから退治を依頼をする。
再び森へと出征した王子一行だったが、戦士となった白雪姫と7人の小人により返り討ちになり再度、身ぐるみはがれて女王の城へと逃げかえる。

女王は、王子を手元に置くべく惚れ薬を与えるが、それは子犬用の惚れ薬で王子は子犬のような言動をとるようになる。
王子は子犬のままに森へ彷徨いこみ、7人の小人に確保されるが、惚れ薬を解毒するためにいろいろと試した結果、キスが有効であると言う話に頼ることにする。
白雪姫は子犬レベルになった王子を助けるためにキスをすると、王子は元へと戻るのだった。

もはや頼りになる者がないと悟った女王は魔法を使い木の操り人形で小人のアジトを襲撃するが、白雪姫の機転により操り人形の糸を切断され失敗する。
怒り心頭に発した女王は森の魔物を伴い、白雪姫と王子、7人の小人がいる森へと侵攻する。
魔物の力に白雪姫一行は絶滅の危機を迎えるが、魔物は白雪姫の持つ王が与えた短剣を見て襲っている相手が白雪姫だと気が付き攻撃を中止する。
白雪姫も魔物のペンダントが父である王がしていたものであると気が付き、そのペンダントの鎖を短剣で切断すると魔物は王の姿へと戻る。
城では、王のペンダント対のペンダントを持つ女王は、王のペンダントの鎖が切れたために、女王のペンダントの持つ魔力も消え、女王は崩壊する鏡の国へと消え去ってしまう。

かくして王は王国へと帰還し、白雪姫と王子は国民の祝福の元はれて婚礼の儀を挙げるのであった。

それにしても、初見で驚いたリリー・コリンズの眉毛もラスト付近では見慣れたのか美人に見えるから不思議だ。
エンディングロールがなぜかインド映画のようなミュージカル仕立てだったのがウケた。
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