電気羊

ヴィジットの電気羊のレビュー・感想・評価

ヴィジット(2015年製作の映画)
3.4
挙動のおかしい老人にゾッとするM・ナイト・シャマラン監督のスリラー作品。

主人公である小学生の姉弟は、祖父母反対を押し切って男と駆け落ちした母親とともにくらいしていた。

姉弟は、母親と祖父母の仲違いを修復したく、祖父母の家を訪れる計画を立てる。

姉弟を迎え入れた祖父母は当初、優しかったが、次第に挙動不審な生活が露になっていく。

夜中に全裸で家具を爪で引っ掻く祖母、便失禁のオムツを納屋にしまい込み、誰かに尾行されていると乱暴を働く祖父。

姉弟は、祖父母の行動をそれぞれ告げると、祖父母はお互いが認知症だからと言い張るのであった。

だが、姉弟はその異常な行動に耐えられず、母親に次の日に帰るから車で迎えに来てと依頼する。
母親は、爪母に会いたくないのと面倒くさいので当初、車で迎えに行くことを拒むが、姉弟がネットカメラのついたパソコンで祖父母の様子を母親に見せると、母親の様子が一変する。

なんとカメラに映し出された祖父母は母親の知らない老人たちであったのだ。
いそいで地元警察に電話し、姉弟を迎えに行く準備をする母親。

その頃、偽の祖父母は最後の夜だからと姉と弟に不穏なゲームを仕掛けるが、それは姉弟を襲う合図だった。

逃げ惑う姉弟は、地下室で本当の祖父母の死体を発見する。本当の祖父母は、精神病院から抜け出した偽の祖父母によって殺害されていたのだ。

姉弟は偽の祖父母の攻撃を辛うじて凌のぎ、駆け付けた警察官によりなんとか保護される。

50歳以下の人間って、年寄りは無条件で無害でまとうもそうだと思い込んでるが、実は年を取っているだけの基地害って世の中に溢れてるんだよな。
電気羊

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