たーぼー

ペット・セメタリーのたーぼーのレビュー・感想・評価

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)
4.8
キング自身と奥さんのタビサキングが出版したがらないと言う噂があった原作(でも何とか出版した)

この世で1番恐ろしいものそれは愛しい人が自分を残し亡くなること
キングはそれを題材に小説を書こうと思い立った
それはペットも同じ
幾度となく引越ししているキング
引越し先で偶然ペットの共同墓地ペットセメタリーがあるのを見て
これを中心に書こうと
そしてタイトルは偶然ペットセメタリー見た時綴りがセメタリーではなくセマタリーと間違えて看板がつけてあったので可愛らしいと思ってそのまま小説のタイトルにしたと言う話がある(( *ˊᗜˋ* )ゞデシ!

ストーリーは何時もなら自身をモデルにして主人公を小説家にしている(小説家じゃない場合も多々あるけど)
今回は医者
娘が喘息持ちなので都会から田舎に引越てきた所から映画が始まる

引越し先の🏠の前にちょっとした大きな道がある但し2車線ではなく1車線
その道はその先にある化学工場に繋がっていて化学薬品を入れたタンクローリーが発送を間に合わせる為に凄いスピードで走る道
しかも息子のゲージが道に飛び出し危うくトラックに轢かれそうになった時向かいの住人ジャドが咄嗟に抱きかかえてルイス達の前にやってきた

娘のエリーはだからゲージは危なかっしいと( ・᷄ὢ・᷅)(づ ̄ ³ ̄)づブーブー

そのエリーはエリーで木に取り付けてある手作りブランコに乗ってブランコを漕いでたがエリーの重みで木が折れドスンと尻餅をつき
大泣き( Ĭ ^ Ĭ )

ブランコに乗ってた時何やら細い道がずっと続いていたと話すと
ジャドがルイス達を案内してくれた
そこはペットの共同墓地
綴り間違えでセメタリーがセマタリーに子供達が作ったからねと笑うジャド
大体のペットが目の前の幹線道路で轢かれて亡くなったとそして自分が小さい時に飼っていた犬もここに埋めてあると言う話をした
その墓を見せた後猫のチャーチルことチャーチを見て去勢した方がいい
轢かれないためにとアドバイス
そしてルイスは地元の病院に初出勤
そして初出勤そうそう患者が運び込まれる
やはり例の幹線道路でタンクローリーに轢かれ瀕死の重症を負ったパスコーと言う男らしい
ルイスは何とか助けようとしたが懸命の処置虚しく亡くなる
亡くなる寸前絶対森の奥に行っては駄目だあそこの土は腐ってると謎の言葉を残し息を引き取った


そしてここから恐怖と戦慄
そして悲しみを伴った
ストーリーが始まる

いやはや途中からね気づいたら泣いてましたよ
ゲージのシーンから
キングは怖がらせる事も上手ければ泣かせる事も上手い(ショーシャンクの空にやスタンド・バイ・ミーがいい例)
凄い感情移入したもの〜今見ても同じシーンで泣ける(元々感情移入しやすいタイプで涙腺弱い)

そしてこのテーマは全員家族と死と隣り合わせになった時どう向き合うか❓
そして助けようとして助けられない命
好意で(そのつもりはなかった)
命を奪ってしまった事
全員何かしら命の事で後悔している
(なんて表現していいのか難しい)

人間の生死を真っ向から描いているキングだけに1番重い作品じゃないかと思う(死んだらどうなるとか死は遠いようで身近にあるとか)

多々ねラスト余韻に浸っていた時キングがロック好きでラモーンズのファンであった為にいきなりエンディングでラモーンズのペットセメタリーが流れるのは賛否両論あると思った
ホラーにロックは合うとは言いつつちょっと余韻をぶち壊した感が否めないけど
名作ではあることは確か
ここは静かに幕引きして欲しかったかなと
リメイクでは普通にエンディングだったけど
監督のメアリーランバートは続編でエドワード・ファーロングを主人公にして作ったけどあちらは失速してしまった
話は良かったけど1作目と比べたら天と地の差だった((*゚Д゚)ゞデシ!

キングのホラー作品ではBEST10に入る