たかちゃん

33号車応答なしのたかちゃんのレビュー・感想・評価

33号車応答なし(1955年製作の映画)
1.9
スリラーとしても、サスペンスとしても中途半端。前半のエピソードは無駄が多く、タクシーのオウムと女だけが後で出てくるだけ。玩具製作所のオヤジと子供の扱いも雑で、その後処理がないのが気になる。平田のキャラもよくわからないし、志村喬のベテランらしい警官がなぜ巡査止まりなのか、なにか訳ありのようだが、これも気になった。谷口千吉は『潮騒』だけが優れているが、この種の作品では鈴木英夫にも、岡本喜八、西村潔にも遠く及ばない、力量不足だと思っている。
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