セルジオ・コブルッチの「the good the bad the ugry」。
それは勿論ラストの三角形等間隔に配置して行われる決闘もそうだが、パコ、かーりー、コワルスキの三人のキャラクターもそれぞれ個性豊かに描かれる点や、メキシコの革命期を背景に、金稼ぎに奔走する様なんかも『続夕陽のガンマン』に近いマインドを感じる。
セルジオ・コブルッチは常に弱者を虐げる圧政への逆襲を描こうとしているイメージがあり、ラストの迷える羊達の反乱がとても印象的。また『続荒野の用心棒』から大好きなガトリング砲が今回も炸裂しており、最高。
一つの友情の結実、そこに感動を覚えるが、『TENET』ってそういった意味で実質マカロニの影響下にあるラストであったなとふと思った。