前情報としてこの映画が「戦争を題材としたブラックコメディ」である事は知っていたけれど戦闘シーンが一切ないとは思わなかった。
ブラックコメディ作品だけど、正直自分は全然面白いと思えなかった…。
戦時中の軍病院を舞台にしているのに出てくる登場人物大体みんなふざけ切ってて、戦争映画なのに死の匂いが1つもしてこないという状況から生み出される不思議な雰囲気はあるけれどコメディ作品としての面白さは感じなかった。
テンポもグダグダでしかも主人公達がやってる事が基本的に学生ノリだから面白いよりも痛々しいが勝ってしまう。
それでも時折クスッとしてしまうようなシーンはある。一つも面白いシーンが無い訳では無いが全体的に見ると面白くない映画。
公開されたのがベトナム戦争が続いていた1970年だったからこそ評価された映画なのかな。下らない人達が戦争の最前線居る=戦争そのものの下らなさに繋がってたりするのかも。当時はセンセーショナルな物だったかもだけど今見ると「う～ん…」という感想しか出てこない。
