エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)の23年間のラブストーリー。毎年7月15日にスポットを当てている。
一途にデクスターだけを想うエマと、エマが好きだがルックスの良さにかまけて女遊びを繰り返すデクスター。
対照的な二人は大学の卒業式の日に出会う。恋仲にはならなかったが親友でいることを約束してそれぞれの道を進んでいく。
夢を追いつつバイトに励むエマ。テレビ番組の司会者として有名になり派手に遊びまくるデクスター。
後にエマは作家として成功するが、デクスターは仕事が無くなり、周りの人達も離れていく。
落ちるとこまで落ちたデクスターは、そこでやっと気づく。
エマだけがデクスターを心の底からずっと想ってくれていたこと、それがデクスターにとってどんなに大切なことか、ということ。
けれどやっと一緒になれても、先には何があるか分からない。
「もしもこの時、こうなっていたら…」というシーンが劇中に何度もある。思ったようになっていればそれはハッピーエンドで良いけど、そうならないからもどかしさや息苦しさを感じるし、心にも残る。
人生ってそうなんだろうなあ。
恋愛映画として楽しめるだけでなく、人生の深さを感じさせてくれる作品でした。