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ワン・デイ 23年のラブストーリーのsensatismのレビュー・感想・評価

3.0
2020/66
2人の関係性を恋人でも家族でもなく「友人」って表現していた点が学びだった。

大学卒業後の7/15を起点とした23年間のエマとデクスターの人生と恋の話。お互いの人生が交差したりしなかったり、成功したり転落したりしながら心が繋がってるソウルメイトの関係に憧れる。
家族から見放され仕事も落ちぶれて恋人ともうまくいかない。そんなにっちもさっちもいかない瀬戸際に電話一本できる相手がいる幸福。23年の間にエマとデクスターはいろいろなことがあった。夢を掴み仕事で成功する人生だったり結婚して子供ができて家族と過ごす人生。それぞれ人生の軸がありながらもお互いを忘れず想い合う2人は確かに恋人なんていうある意味一時的な関係性の枠組みに収めることなんてできないだろう。人生の友。そういうの、いいな〜
お互いの前進と選択を讃えあうの素敵〜

「プラダを着た悪魔」同様に、アンハサウェイってどんな女の子を演じてもその子の魅力を最大限に引き上げる素晴らしさがある。垢抜けない眼鏡をかけた大学生、パッとしない街角の田舎娘、仕事ばりばり頑張る社会人、長年の夢を叶えたパリガール。どの人生の局面でも美しい。人生のステップが変わると同時にアンハサウェイの七変化も楽しめるね。

個人的に序盤のチャラチャラしてるけど若さで弾けていたジム・スタージェスが好きだった。かっこい〜
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