エアール

Re:プレイのエアールのレビュー・感想・評価

Re:プレイ(2003年製作の映画)
3.2
”選択肢はある”
”人生のルールは抜けること”
”最後の言葉を聞いたのは、私だけ”
”あの瞬間に戻って変えられたら”
”いつまで繰り返すつもりなんだ?”
”無意識に聞いたものが入り込んだんだ”
”君は出られなくて当然だよ”

男がふと目覚めると病室のベッドの上、
昨夜病院に運び込まれたらしいがなぜ運び込まれたのか思い出せず、
そもそもここ2年の記憶がないことに気づく、
2分間の心肺停止状態、
覚えていない妻の存在、
兄の謎の死、
行き来する2つの時間軸、…。
断片的に散らばる物事をパズルのようにひとつひとつ正しい場所に当てはめていくと
いよいよ真実が見え始める。
いったいおれはどうなっちまったんだ…


男の名はサイモン・ケーブル、
昨夜劇症型の腹部けいれんにより聖ユダ病院へ搬送されるたよう、
処置中に2分間心臓が停止し一度死んだらしい、
人手不足とあり普段小児科の医師であるジェレミーが担当医に、
どうやら妻 アナがいるらしいが思い出せず、
アナとは別の女性 クレアの存在、
前向性健忘症によりここ2年ばかりの記憶がない、
兄 ピーターの死
ーーなぜ、いつ死んだのか
ーーそんな兄を殺したのは自分だと…、
記憶のパズル
ーー土砂降りの雨、
ピーターが住む豪邸で
クレアと、ピーターとのやりとり、
前方から強い光、
静寂と車の事故、
交通事故により意識不明、そして記憶障害、
交錯する二つの時間軸
ーー7月29日、2000年と2002年、
すべては夢で幻に過ぎないのか、それとも現実なのか、
自分のことを狙う謎の医師の存在と恐怖、
後悔と焦り
兄の婚約者と償い、
2度の事故、
事実に向き合うこと、
人生のルールはひとつ
ーー”いつかは抜けること”、…とね。


ライアン・フィリップ主演で
記憶をなくした男が過去と今を往来し
真相に迫ろうと奮闘する姿を描いた本作。
明かされていく、時系列がぐちゃぐちゃな出来事をパズルのピースとして
正しく当てはめていくことに
楽を感じられるかどうかで印象も変わるでしょうね。

どこかそっけない、影のあるサイモンの妻 アナにパイパー・ペラーボ
ーー妻として登場したと思いきや
過去では病院に勤務する看護師だったり、
性格や醸される雰囲気も全然違くていったいなんなんだと混乱する種のひとつ、
そんなアナとは対照的でサイモンへの深い想いが受け取れるクレアにはサラ・ポーリー
ーーどうやらピーターとも関係してるみたいで、
それから過去でサイモンと同じ病室でベッドが隣、臓器移植待ちの患者を演じたスティーヴン・ラング‼︎
ちゃっかり出てました 笑
ーードント・ブリーズを引きずっているのか
それ以降出演してる作品観ると
目移りしちゃうんですね〜これが 笑
エアール

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