ちろる

ソウのちろるのレビュー・感想・評価

ソウ(2004年製作の映画)
3.7
「ソリッドシチュエーションスリラー」というジャンルが流行りだした頃の中でも最も有名なシリーズ第一弾。
えぐいのは苦手、痛いのも嫌!な私がずっと観るのを躊躇してた作品でもあります。
目が覚めると汚いバスルームに3人の男。
医師のゴードンとその対角線上にはカメラマンのアダム、そして部屋の真ん中には1人の男の死体。
顔を見せることのない謎の犯人はゴードンにゲームを宣告する
「相手を殺さなければお前の妻と娘を殺す」
この恐ろしいゲームを思いついた犯人は誰なのか?
目的はなんなのか?
果たして彼らはこの部屋から生きて脱出できるのか?
とさまざまな謎が入り混じったサイコホラーであり、たしかに予想を超えていくラストが待っています。
なるほど、、話題になるのは頷ける。
ただ!ただね。
なんだか個人的にはいくつか不満な部分も。
一つは完全密室スリラーにして欲しかった。
途中過去の映像だとかそういう、密室以外の日常のシチュエーション入れ込まれると微妙に緊張感削がれてしまう。
これはまぁ人それぞれなんだろうけど、少ない会話やキーワードだけ散りばめて謎は謎のままでラストの種明かしまで行って欲しかったなぁーと思ってしまった。
あとは脱出までのプロセス、、そりゃないよと笑
とはいえ煽りとラストまでのプロットはおもしろくない訳ではないので、十分楽しむことは出来ました。
ちなみに2.以降も色々続いてますがどんどんグロテスクになるという風に聞いてるのでちょっと検討します。
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