コメディ界のビートルズこと「モンティ・パイソン」による劇場用第1弾。テレビシリーズで放映したスケッチ（コント）の中から選りすぐりのものを再収録・再構成している、いわゆるベスト盤のような作品。
再収録のため、テレビ版に比べると良くも悪くも洗練されているが、人気スケッチを続けざまに鑑賞することのスペシャル感を得ることができる。生活のBGMとして垂れ流しにして置きたくなる作品。
パイソンズは「パンチライン（オチ）を作らずに、スケッチを連続させる」というスタイルを信条にしているため、本作においてもクラブDJのミックス感覚が満載。日本語吹替もあいかわらずのカオスぶりとなっている。
モンティ・パイソンに興味があるけれど、テレビシリーズを鑑賞できる機会がないという人にオススメ。本作はテレビ版とは異なったアレンジが加えられているため、本作の後にテレビシリーズを観ても、別観点から楽しむことができる。
