中学生ぶりの再鑑賞。
その日、家庭科の先生がお休みで丸々空いた時間で映画を観ることに。
ピンチヒッターの技術の先生は、視聴覚室を借りて、どっちを観る？とdvd二つを差し出し、クラスで多数決を取った。
『ウルヴァリン』vs『50回目のファーストキス』。私はひっそりと本作に手を挙げたことを覚えている。
という思い出の一本なのだが、中学生にとってはちょっぴり刺激のある表現もあったと記憶している。
大枠の展開やセリフもなんとなく覚えていて、懐かしい気持ちに浸ると同時に、自分の記憶力凄いってなってましたね。
以下、ネタバレや内容の感想を含みます。
一日しか記憶がもたない女性と恋に落ち、あの手この手でアプローチする男性の恋模様を描いた本作。特徴的なのは、半タイムループものという点で、一人の女性以外の時間経過は順行している。それゆえ、外堀を固めてやることで、彼女が見る辛い現実から守ることができた。
しかし、それが本当に彼女のためなのだろうか。愛の力は報われるのか。
半タイムループものという設定を上手く活かしたラブロマンス作品に仕上がっており、コメディ要素もやや下ネタに寄ってはいるが、とても楽しめる作品だと思う。
しかし、良くも悪くも安っぽい作りのシーンが多い印象で、ハメコミ合成の目立ちも気になった。そして、どのキャラクターもイマイチ好きになれず、トータルとしてそこまで評価は高くない。
個人的にユーモアの一つとして、有名映画のネタバレを含ませるのも苦手なので、シックス・センスのくだりは頂けなかった。
