Koshii

ファイナル・デッドコースターのKoshiiのレビュー・感想・評価

3.7
《因子のエントロピー、増大に向かう。》

シリーズのルールをきちんと踏襲した上で、
ドラマ性もあるし、非常にスリリング!!

そう、私がかつて深夜の地上波放送で見たのはこの作品。の冒頭。

ジェットコースターを構成する様々が、死の運命を形作る。嫌なカメラアングルと、ズームアップ。

完璧に制御されたデッドコースターからは、どんなに逸脱しても逃れられない、、、


以下、ネタバレを含みます。












シリーズ3作目ともなると、ダレてくるかと思えば、気を利かせたスマートな展開と、新しい要素がプラスされ、楽しさはヒートアップ。
緩急の付け方が本当に素晴らしくて、ユーモアとスリルの塩梅が程よい。日焼けマシンで焼かれ死んだのちに、葬式の棺桶に映像が切り替わる洒落とか、そういう心地良さ。

今作の新しい要素としては、カメラに死因が映ること。答えが分かっているから尚更怖い。そして、死ぬ順番が最後の人間が先に死ねば、この悪しきスパイラルは止めれらるのでは?という発想も新しく面白い。

死を飛び越えると後回しにになるという設定なんかは、もうバトルロワイヤル的展開になりそうでもあって、それはそれで観てみたい。

エンディングがちょいオシャレで面白い。
クソロックでは無いのね。
Koshii

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