このレビューはネタバレを含みます
敵を騙すにはまず味方から。
なんたってジョージ・クルーニーの
ちょいワル的ビジュアルとそのワイルドさにダンディさ、
言うまでもないブラッド・ピットの圧倒的格好良さ
そしてもはや今となっては貴重かもしれない、
弟的存在としてのマット・デイモンの初々しさ、、
もうここまでの配置で、
チームクライムものとして
盤石たる布陣であるに加え
ヒロインはジュリア・ロバーツである。
おまけに爆弾班として
ウォーマシンことローディとして有名となったドン・チードルまで参戦しており
素晴らしく豪華な配役に
今更ながら度肝をぬかれる。
さて、やはり緻密にロジックを積み重ね、
的確な役割分担と一人何役も務めながら
ベネディクトは騙されるべくして騙されつづけ
ラストは自らSWATを金庫の中に入れる始末、
彼らが金品のみならず
挙句元嫁まで取り返すその様、
これは偶然ではなく
計算しつくされた計画、
勝率100%を鑑賞しているだけで分からしめる本作に
もはや爽快、気持ちよささえ感じられる。
ダニーオーシャンとラスティライナスが決裂したシーン、
ここで我々も既に騙される。
クライムものの金字塔たる素晴らしい一作。
(2018.6オーシャンズ8前の再鑑賞)
