親が金持ちなイケイケティーンのシェールは、イケてない学校の先生や転校生を変身させていくが、肝心の自分の中身は……？
一つ一つの展開が雑。ジョシュの付き合ってそうな女性も特に絡んで来ないし、クリスチャンのゲイでナルシスト設定も意味分かんないし、タイがショッピングモールで落とされそうになってその体験で注目されるのも無理矢理だし、仕事の手伝いしてたら父親の助手みたいな人にブチ切れられるのも何もかも分かんない。
全体的に設定が無駄に複雑で今に繋がって影響しているものが少ない。重厚そうに見えて設定を詰め込んだだけだから一枚一枚が薄っぺらい。タイのマリファナ好きとか母親が脂肪吸引で死んだとか奇抜なだけで意味がない。特にジョシュの元義兄設定。幼馴染でいいでしょ。
どこまでいっても真剣になれない映画で、全てが一つのエピソードに過ぎないし、シェールの葛藤や地位が落ちていく様があれば良かった気が。でもアリシア・シルヴァーストーンやファッションは可愛かった。それを見る映画。移り気なティーンたちだが、あっちこっち行っても最終的には元の場所。嫉妬、驕り、蔑み……でも最後には友情でちゃんちゃん。
