カレン

コンドルのカレンのネタバレレビュー・内容・結末

コンドル(1975年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

CIAの末端組織で働く男タ―ナ―(レッドフォード)。
遅刻の常習者であり漫画が大好き。
そんなごく普通の日常を送っている彼が、ある日突然事件に巻き込まれる。
事務所の同僚が、何者かに皆殺しにされ、たまたま不在だったため助かった彼も、その後付け狙われることに。
どうも彼が手掛けた仕事が、国の機密事項に抵触したらしい。
とは言っても何故?そして誰の差金?タ―ナ―はひとりで大きな組織に立ち向かう。
居場所がない彼は行きずりの女(フェイダナウェイ)をピストルで脅し彼女のアパートへ(これは犯罪じゃないか?)
しかもその日のうちにすんなり愛し合ってしまう。
自分を脅して拉致した見ず知らずの男を、そんな短時間で好きになるかなあ?いくら相手がレッドフォードでも!
そしたらポラック監督、「ありえないと思う」ですって。ほら、やっぱり!でも「だからこれは特別」ともおっしゃる。
よくわからんけど、まあいいや。

何はともあれ、お気楽に生きてきた男が、たった一人で大きな組織に立ち向かううち、徐々に変わっていく姿はかっこいい。

ラスト間際の疲れはてた主人公と、殺し屋シド―との会話の場面はマイ・ベスト・シ―ン。
殺し屋のマックス・フォン・シド―、渋かっこいいな。
そして時々映し出される貿易センタービルのツインタワ―、複雑な気持ちにさせられました。
カレン

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