何も言うこと無し。最高である。
この頃のジャック・レモンは絶頂期で、くだらない作品でも、なぜか彼が出てくるだけで、笑ってしまうぐらいの不思議な力があった。
物語的には、吉本新喜劇で何百回もやっているだろう「お芝居で成りすますが、勘違いによって、大変な事になっていく。」パターンなので、ありきたりなんだけど‥私の大好物です。
クライマックスのサンフランシスコ中を駆けずり回って、一晩で全部の看板をイタズラ書きするくだりと、その後ラスト、それぞれの夫婦が元の鞘に収まって、メデタシメデタシとなるところが、最高だった。
「お熱いのがお好き」や「あなただけ今晩は」でも観られたレモンのダンスが観られて最高だった!