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シーラ山の狼
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『シーラ山の狼』に投稿された感想・評価

シルヴァーナマンガーノさんが死ぬほど美人。イタリアらしい、肉感的な美女。

てかこの年代の服いいなあ
締まるところがキュッと締まってシルエットが美しい
女性の体を美しく見せるお洋服だ。

物語的には、あまり面白さは感じなかった。
いや、ロッコを誘惑するシーンとかは面白かったけども。(笑)
復讐劇は好きなはずなんだけどな………
なんでだろう
結末が分かってるのに、そこに至るまでが長くて人物の心理描写もそこまで詳細じゃなかったからかな?割と淡々と進んでた印象。その時点で興味が持ててなかったのかも。
日本版DVD。23-168。マンガノ祭り。『苦い米』(1949)と同じ年に公開された作品。『苦い米』の稲刈り娘の魅力が圧倒的で、この映画のほう少し霞んで見えたのかもしれない。けれどもマンガノは復讐に取り憑かれた娘ロザリアの見事な依代となる。なんといっても、魅力的だが謎めいた眼差しが役にピッタリなのだ。

この作品、デ・ラウレンティイスの肝入りでマンガノを売り出すためのもの。だからヴィットリオ・ガズマンに特別出演を頼み、アメデーオ・ナッザーリと、フランスから来たジャック・セルナスという豪華な3人を共演させたというわけ。セルナスはちょうど前の年にジェルミの『失なわれた青春』(Gioventù perduta,1947)の演技を認められたばかり。

シーラとはイタリアの南、カラブリアの中心にある山地の名称。これを説明する冒頭のナレーションが印象に残る。訳しておこう。

「この広大な森林、崖、湖には魅力に満ちた名前がある。シーラである。この山地はカラブリアの中心にある。ここに生まれ、ここに暮らす男たちは、鷹揚で力強い種族だ。彼らの心は子どものままで、その情熱は暴力的で率直。ちょうど自然すなわち運命が、めぐりゆく季節と太陽と嵐に従うのに似ているのである。そんなシーラ山地の孤独と沈黙の中では、現実と伝説の境界が失われる。それがこの物語のなかでも起こる。この愛と血の物語は、かつて悲劇的に起こり、今ではすでに夢のようなものなのだが、ある月明かりの夜に生まれたのだ」

(Queste immense distese di foreste, di rupi, di laghi, hanno un nome pieno di fascino: la Sila, cuore della Calabria. Gli uomini che vi nascono e vivono sono di una razza generosa e forte, in essi il cuore resta fanciullo, le passioni sono violente e schiette come la natura, il destino segue il corso delle stagioni, del sole, delle tempeste. Nella solitudine e nel silenzio della Sila si perde il confine tra realtà e leggenda. Così avviene in questa storia d'amore e di sangue, che fu tragicamente vera ed è già come un sogno, e nacque in una notte di luna. )

こうしたシーラの男たちを古い人種とするならば、新しい時代はきっと女たちが作るのだろう。マンガノの演じるロサリアは、その兄のピエトロ(ガズマン)を愛したオルソラ(ルイーザ・ロッシ Luisa Rossi)とともに、復讐のなかにその虚しさを味わうことになる。

監督のドゥイーロ・コレッティ(1906 – 1999)は戦前のトーキー時代の初めから活躍するベテラン。いっぽう脚本にはステーノとモニチェッリの名前がある。これからの時代を作る才能だ。

それからマンガノといえば踊り。シーラの民族衣装着ての踊りは悪くない。でもこれを見ると、やっぱり『苦い米』のあの踊りが圧倒的だったことがよくわかる。

ところで「シーラの狼」とはどういうことか。ひとつには、アメデーオ・ナッザーリ/ロッコの猟犬のルーポのこと。けれどもやはり、新しい時代に取り残される昔ながらのロッコのようなシーラの男を「狼」と呼んでいるのだろう。自然と共にある力強い存在だが、時代に取り残されてゆく。

つまりロッコが狼なのだ。だがその狼は、息子や娘たちのような、あたらしい世代に追い払われる。とりわけ力をもった女たちに。

ぼくにはそんなふうに思えた。