2016/12/21鑑賞(鑑賞メーターより転載)
名優ゲーリー・クーパーがアカデミー主演男優賞を獲得した作品。神など信じない素行不良の若者があるきっかけでまさに啓示を受けた形で信仰にのめり込む...が、実際に戦場に行ってみたら極めて都合のよい解釈(笑)のもとに相手に銃を向け大活躍、というシニカルな内容。まあちょうど第二次世界大戦真っ只中の時期だからこういう戦意高揚的な作品が求められていたのかな。そんな役をどう見ても良心の塊にしか見えない彼にやらせるという配役自体も意外だが、演技力のためかどちらもさして違和感なく観られ展開がさらりと喉を通るのが凄い。