Netflix版パニッシャー→ウォー・ゾーンと
遡っていく形で今作を視聴。
作品としては、まずまずの出来ではあるが
個人的には嫌いじゃなかった。
まず良かった所としては
フランクの設定が帰還兵から潜入捜査官へと変更されている点。
これにより、フランクとギャング達の
因縁を原作よりも更に明確にした上で
復讐モノとしても一本筋が通っている、
非常に良い変更だと感じた。
2000年代初頭の『コミック映画』的な
バランス感覚なので他シリーズに比べると
かなりソフトで大味。コメディ部分も多く
ある種ファミリー映画的な側面もあるが、
それらを兼ねつつパニッシャーの魅力を捻じ曲げず引き出しきったのはナイス。
だが、この内容で123分てのは
ちょっと長すぎる気もするし、現に間延びを
感じる部分は多々あった。(隣人とのくだりや
ハワードを嵌めるくだり諸々)
悪役もジョン・トラボルタが演じている
という事以外、目立つものはない没個性な
モノになってるし、ラストのアクションも
爆発に頼りきりで、ちょっと雑やし
呆気なかった印象。
まぁ、それら含めて
2000年代のアメコミ映画って感じで
嫌いじゃない。
マッド・マックスを彷彿とさせる
復讐劇と、随所に覗かせるマカロニ・ウエスタンオマージュも楽しかったし。
良くも悪くも想像通りって感じ!