このレビューはネタバレを含みます
イカレ度1000%って感じで圧巻。ディティールの作り込みすごい。
ユングとフロイト一通りさらわねばってなる。
小山内とか粉川は敦子の許可なしに勝手に蹂躙してく(粉川の場合、夢は無意識下にある欲望)けど、彼女はそういう男は選ばず(当然のこと)に時田を選ぶ。これは女は結局母性、みたいな文脈に回収されるのかな、ってちらと思ったから私の価値観とは相容れない。なんで時田とくっつかせる必然性があったのかわからなかった。彼女の中の抑圧された部分を表象させる方法は別のもあったはず…
「人は見た目じゃない」に回収されるのか。
まあたぶんもっと深く読めば色々出てくるんだろうけど