ゆっきー

ロイ・ビーンのゆっきーのレビュー・感想・評価

ロイ・ビーン(1972年製作の映画)
4.5
人生ベスト級に素晴らしい。20年ぶりに現れた、オールドスクールな男が街を救う?という、”せめて映画の中ではこうであってほしい”という願望が込められたおとぎ話のような映画だった。号泣。

この映画、P・ニューマンがメキシコ人の妻をめとるのだが、愛してるのか特に愛してないのかあやふやなんだよね。描写が。どっちかってと、ポスターを張るくらい好きな芸能人に憧れてて、妻よりそっちの方が好きなんじゃね?って思う位、人同士のつながりがあやふやで微妙なのだが、後期のヒューストンの特徴かもしれない。そこが好きなんだけどもね。

あと、オープニングの銃撃戦の妙なカメラワークが忘れられない。汚い小屋でニューマンとチンピラ数人が撃ち合うのだが、カメラがどっちの味方でもない、室内を漂うかのように動くのが異様であった。
ゆっきー

ゆっきー